入院中の友人を見舞いに行ってきました。 病棟のナースステーションにお見舞いに来た事を告げると、病院職員が病室の彼にその旨を伝えに行き、彼は歩いて僕たちが待つ談話コーナーまで顔を見せてくれました。 仕事をしている奥さんが来るのは土日に限られているとの事。平日は話し相手が居ないためか、こちらが気を遣って無口になりがちな中、淡々と語ってくれました。 夏の暑い時期から体調が優れなかったこと。かかりつけの開業医からこちらの大病院を紹介されたこと。検査の結果、先月中旬に入院したこと。そして現在の病状、奥さんの気持ち、奥さんへの思い、今後の身の振り方、etc・・・。 その口調は極めて穏やかで時折笑顔もありました。 病状が落ち着いたら、その時点で退院し、奥さんが一人で待つ家に戻り「家内との二人の時間を大切にして思い出づくりをするよ」とも言っていました。 奥さんも仕事を長期間休む事にして家で介護する事にしたそうです。 人生って本当に色々な事があり、その都度過酷な選択を迫られるんだなぁ。 そう考えさせられた時間でした。 |