4月22日(水)。狩野川での水生昆虫の羽化も次第に夕方に移ってきて、日中のライズの釣りはそろそろ終わりであり、今後はイブニングの釣り、または支流の釣りになっていく。というわけで最後に例の場所のイブニングをやっておこうと、朝はゆっくり起きて伊豆に向かった。
例の場所の護岸工事はどうなったか、道路脇から見下ろしたら、衝撃がはしった。10日前には対岸の幅10メートルくらいの林が伐採され、地面が露出し、川岸にはトン袋が10個ほど並べて置いてあったのだが、そのトン袋がさらに下流側にも設置され、ライズ待ちしていた地点近くまで伸びていた!このトン袋を設置するためにはパワーショベルが川に入ったと思われた。これで、この釣り場はしばらくは釣りにならないだろう。何年か後には復活するかもしれないが・・・。
この日は数日前の雨のせいで水位が高く、やや濁りが入っていた。そこで大見川の上流に行ってみると、何とか釣りになりそうなプールがあったが、そこは釣り人が多い激戦区だった。夕方の4時半ごろであり、数は少ないがカゲロウが飛んでいて、しばらく水面を見ていると、ライズした!
そのプ-ルでは3カ所でライズがあり、18~20番サイズのダン、スペントパターンを投げるとフライに魚は出るのだが、ちゃんとくわえておらず、スレている感じだった。その時点で、その日N洞さんとの電話で彼が言ったことを僕は思い出した。
「先週そのプ-ルで釣った仲間の話ですが、いろいろフライを使って、最後にサイドワインダーでやっと釣ったそうです・・・」
そこで20番のサイドワインダー、それはずいぶん前にレネ・ハロップの店で買った物でウィングは壊れていた、を使って見たら、一発で釣れたのだった!大きくはないが22センチメートルのまともなアマゴだった。そしてやや小さいアマゴが釣れた。
僕はこれまでもサイドワインダーには何度も助けられたのでフライボックスには必ず入れて持ち歩いている。今回、またもやこのフライによって窮地を救われたのだった。
あの、ダッククイルのウィングはよほど虫っぽく見えるらしく、壊れてバラバラになっていても良く釣れるものだ。
名鉤なのである。
なお、写真は今回使用したフライそのものだが、この状態でもちゃんと釣れるのだ!もしかしたら、作りたての正規品より良く釣れるかもしれない。