目が覚めて2階の寝室から1階の居間に向かおうと階段を降り掛けたところで、階段の手すりに無造作に置かれたタオルの上で何かがゴソゴソ動いているのに気が付きました。 「えっ?朝っぱらからこんな所にゴキブリかぁ!?」 そっと覗き込んだら胴体がチョイとゴキブリよりスマートです。 暗がりでよくよく覗き込んだら何とその正体はアシナガバチでした。最近の肌寒さもあってか極めて緩慢な動き。 このまま放置しておく事も拙いので、アシナガバチの前にそっと指を差し出すとモソモソと乗って来ました。 そのまま窓を開けて家の壁に指を置くと、今度はモソモソと壁に張り付いて行きました。 これがもし女房殿や息子達に見つかっていたら大騒ぎになっていて、もしかしたら叩き潰されてアシナガバチの命も無かったかもです。 鶴の恩返しならぬ、アシナガバチの恩返しを密かに期待してます。 |