当初は多くの人がサイバー攻撃だと思ったようですね。
しかし、実際はほぼ間違いなく、IPルータ間で遣り取りされるルーティング情報が、何らかの理由で化けたからのようです。
ネットワークの何処が切れても大丈夫なように常時ルーティング情報をルータ間で交換してるのが裏目に出て、一箇所のルータの誤動作で広範囲に接続不能が起きることが実証されてしまったわけです。
ビル・ジョイたちがIPを作った際には、現在のような巨大ネットワークを想定してはいなかったのでしょうね。
一旦、誤ルーティング情報が「浸透」してしまうと、復旧には時間が掛かるようです。
対応策は自然復旧(自己修復)を「待つ」しかないと思われます。
米国防総省は、MILネット(ARPAネットが、一般用のインターネットと軍用のMILネットに切り離された)のプロトコルの見直しを始めるかもしれませんね。