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2019年12月17日(火) 
大好きな清水エスパルスはリーグ最終節を1対0で勝利し、自力で残留を果たすと共に、順位は12位とした。

【12位ってのはどうなの?】
昨シーズン終了後には課題だったSBに川崎からエウシーニョを獲得、立田を本職のCBに戻した。昨シーズン途中で獲得したドウグラスと共にエウシーニョとJでの実績が十分な選手が加入し大いに盛り上がった。同じく昨シーズン終了後にMFヘナトを獲得、余り話題にはならなかったなぁ。

対して昨シーズン終了後にCBフレイレ、
MF白崎を失った。特に中盤から攻撃を組み立てた白崎の流出は痛かった。

そんな中でクラブはシーズン前にトップ5を目指すって高らかに宣言、まぁサポとしては半信半疑?ながらも希望的な事もあり受け入れたのかな。

僕自身は5位は懐疑的であり、兎に角昨年の成績を維持できれば御の字じゃないかとおもってた。

【戦術はドウグラス】
ドウグラスとエウシーニョの獲得は亡くなった久米さんの置き土産。

最終節、ドウグラスのスーパーゴールであげた虎の子の1点を守り抜いての勝利。僕が友人サポに送ったメールは「惜別弾かもしれないね」と書いておいた。
地方クラブで財力に乏しい清水としては、この2人をいつまで保有できるのか?今年で終わる可能性も大きい。

清水に限らずどのクラブも外国人助っ人に頼ってるのは確かであり、それを恥じる必要は無い。但しそれは確固たる戦術に裏打ちされてこそ。目指す理想型(戦術)をより確かなものにするための最後のピースとしてあてはめるのが助っ人だと思う。

清水が「戦術はドウグラス」と揶揄されるのは、カウンター主体で確固たる戦術を持っていないから。だいぶ前からボール保持率は低く、ひどい時には相手が7割なんて時もある。保持率が高ければ良いとは言い切れないけど、極めて低いクラブである事は間違い無い。

古い話だけど、セリエAのACミランでカカが活躍してた頃、ミランの戦術は明快だった。フォーメーションは4321、中盤と最終ラインは守備に徹し、攻撃は前の3人に任せるといった極めて割り切ったものだった。言うまでもなく前の3人の攻撃力が凄かったからこその戦術だけどね。

【失点が多い】
相手のボール保持率が高ければ、それだけ相手の得点チャンスも多くなるわけで、失点も多くなるのは誰でもわかる。サッカーでは中盤をボランチ(ハンドル)といい、日本ではゲーム・メイカー(プレーメイカー)と訳され、サッカーではかなり重要なポジション。最終ラインは相手攻撃陣と対峙して守備に徹するけど、中盤は守備と攻撃の両方を組み立てるポジション。清水はこの中盤が不安定であり、守備が安定しなかったと思ってる。

リーグ戦終盤、ヘナトが離脱した途端に勝てなくなってしまった。ヘナトはキャンプでの評価は散々だったけど、練習と本番ではプレースタイルが異なり、守備に徹してレギュラーを奪った。やっぱり中盤の底ってのは重要だなと思う。

今のサッカーは選手を走らせ「全員攻撃、全員守備」みたいな感じかな?最前線の攻撃陣にも守備をさせる時代。そんな中でもドウグラスって真面目な性格で守備も怠らない。印象に残ってるのは昨年の静岡ダービー。開始直後に相手スローインでボールを受けた相手選手が前方に気を取られてる一瞬の隙に、前線から猛ダッシュで相手の背後に迫り、ボールを奪取。そのままドリブルで切り込んで磐田DFを引きつけたところで北川にパスして先制のお膳立て。

余談だが以前清水に君臨してた◯前選手は守備をせずに前線に張り付いてたなぁ。結局このスタイルが災いしてか?大宮から首切られちゃったけど。

【確固たるスタイルの構築】
強いか弱いかは別にして、湘南、松本そして長崎、川崎、札幌、横浜といったクラブはそれぞれ思い浮かべる事の出来るスタイルを持ってる。

資金が豊富なら外から有能な選手の頬を札束で引っ叩いて連れてくる事ができるが、資金に乏しいクラブが生き残るためにはやはり「生き残るための戦術」が必要だと思う。だからこそ弱小・地方クラブでは戦術を明確にして、それに見合った選手を当てはめる。オールラウンダーじゃなくても、戦術に合った選手を当てはめる事で効率よくプレースタイルを構築していく。

【戦術はドウグラス】
では清水にどんな戦術を当てはめるのか?ドウグラスが来季も居てくれる可能性はあまり高く無いのかも。という事は今の「戦術はドウグラス」は使えないし、使えたとしてもそろそろ止めた方が良いよね。

部外者だから結果論しか言えないし、それって後出しジャンケンと同じでかなり狡いと承知の上で言うけど、最近の清水は戦術と選手構成が順序立てて言えない部分が有ると僕は思ってる。端的に言えば、使える選手を獲る事が最優先で、その後に戦術を考えてるって表現が分かりやすいかな?

目指そうとしてるプレースタイルを十分練った上で理想形に近付けるために助っ人を獲るんじゃ無くて、獲った選手に合わせて戦術考えてるんじゃないか?ってな疑惑にも近いものを感じる。

よく耳にする言葉で「センターライン」ってのがある。FWからMF、そしてCBまでの縦のラインが強固ならば、そうそう失点はしないし攻撃の時は切り裂く力が強い。

そう考えると今の清水には、攻撃陣、中盤、最終ラインにそれぞれ補強が不可欠。前線にはドウグラスの後釜となり得るゴリゴリ?のFW。中盤は竹内・ヘナト・六平と並ぶ守備型MF。そして最終ラインには少々陰りが見られるファンソッコの代わり。欲張りだけど、レギュラーと控えとの差が大きい、層が薄い清水には「もう一人」の選手が欲しい。

閲覧数425 カテゴリ日記 投稿日時2019/12/17 21:59
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FAIRY-TALEさん
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