23日の水曜日、古い友だちのY田さんと狩野川を釣った。この日は昼頃から晴れるという天気予報だったんだが、例によって予報は大きく外れ、一日中曇りときどき雨で、気温は低かった。それでも午後1時頃にはオオクマがチラホラと出たが、ライズはまったくなし。水温を測ると９．６℃であった。彼の話では4日前の土曜日には水温は１３．６℃もあったそうで、その時にはオオクマがたくさん出て、２９センチを筆頭によく釣れたそうだ。
　この日、彼は一度だけライズに遭遇し、小さなアマゴが釣れたそうだが、ボクには運が回ってこなかったようで丸ボになってしまった。夕方には雨風はやんだが、気温は低く、虫も飛ばず、シーンと靜かな川辺になってしまった。生き物はなりをひそめてじっとしている感じだった。
　この日、今年初めてツクシを見た。季節のサイクルは今年も間違いなく訪れていた。
　東名に乗って帰ったが、裾野あたりから雪が降り始め、御殿場ではうっすらと道路に雪が積もっていた。やや不安を感じ、時速８０キロくらいで走った。大井松田まで来た頃には雪はやんで、道路は乾いていた。寒気が来ていたのだった。

　ところで、小生、明日から4月2日ごろまで別荘生活を送る。その別荘は横浜にあり、3食風呂付きである。やや痛い思い、不自由な思いをすることになるが、短期間の辛抱なのであまり心配していない。一人部屋を確保したので、電話・メール・パソコンは使えるようだ。時間をもてあましそうなので、読む本も持っていく。また、別荘からもどっても3週間は遠出は禁止なので、渓流釣りはできない。まあ、ヘラ釣りでもしてやり過ごすしかないだろう。ただ、4月はヘラブナのハタキの季節であり、ことに相模湖では４５センチ以上の大物がよく釣れるベストシーズンを迎える。だから、相模湖くらいまでなら許されるのではないかと勝手に思うことにしている。