条件的には何か起こるんじゃないかと期待していましたが…。
こんな日もあります。
今週末は良い天気になるのを祈ります。
この連休はおとなしく近場でヘラ釣りをして過ごそうと思っていたんだが、21日は天気が崩れるという予報になった。狩野川は晴れが続き、水位は下がり、魚はスレてきて釣れなくなってきていた。一雨ほしいなと思っていたところに雨の予報となり、こりゃあ行かなきゃ釣り師じゃないなと思った。昔、雨の日にいい釣りをした記憶が追い打ちをかけた。 というわけで、たまらず、3月21日(春分の日)、狩野川に向かった。ガソリンの心配もあったが、静岡ではガソリンの品薄はないと聞いていたので、出かけることにした。沼津インターで降り、途中やや時間があったので、道の駅でヒラメ1匹と日本海産ブリの切り身を買った。 狩野川に着いてみると川はやや増水程度だが、濁りが強く、釣りにならない感じだった。そこで大見川に移動。魚が居ることを確認してある瀬に入った。このころから雨が強くなり、風もときおり強く吹いた。フライはなかなか思い通りの所に落ちず、落ちてもすぐに風で吹き飛ばされた。リーダーとティペットはよく絡んだ。また、気温もかなり下がってきていた。川の中をウェーディングスタッフを使いながら進んだが、ドライフライには反応が見られない。カゲロウは少しは出ていたようで、セキレイが出ていたが、少なくともオオクマは一度も見られなかった。一度だけアマゴが出てきてフライをくわえようとしたが(口を開けたのが見えた!)フライをくわえず、釣れなかった。2~3時間はがんばったが、雨風は容赦なく釣り人を襲い、タバコに火をつけるのがたいへんだった。クソゥ、どうしてこんな難行苦行をしなきゃいけないのかという呪いの思いが頭をよぎった。体は濡れ、寒気を感じ、鼻水が出てきていた。ついにボクは釣りをあきらめ、岸にもどった。 雨自体は釣りには悪い条件ではない。ただ、風は良くない。また、気温が下がるのも良くない。寒くなく、風もなく、しとしと雨が降る状態であったなら、それは春先の釣りの条件としては最高なんだが・・・。今日はそうではなかった。もっと早く見切りをつけたほうが良かったんだろうが、せっかく遠くから来たしというのがあってやめにくかった。 その後、いくつかのポイントを覗いたが、ライズはまったくなかった。大ちゃんに電話してみるととっくに釣りをやめて家に帰っていた。それが正しい判断である、と思った。 沼津インターの手前で、おみやげ(自分も食べたかった)の31アイスクリームを買い、ガソリンを超満タンにして東名に乗り、ガソリン節約のために時速90キロで走行し、相模原に戻った。 いやあ、さんざんの釣りだったが、アイスクリームと旨い魚で、気分は悪くはなかった。釣りをしていればこんな日もあるのは仕方がない。因果な遊びを選んでしまったのだから・・・。 |