3月23日ふたたび狩野川へ。朝9時、通いこんでいる場所に行ったが、風が強く、ときたまある風の弱いときにもライズはごく少なく遠かった。そこで大見川上流部に行った。ここでは風が弱く、気分良く2時間遡行したが、虫は飛ばず、ライズもなく、釣れず。そして、河原にセリらしい草があった。僕はセリを見分ける自信がないので、写メを家内に送って確認してもらうとセリに間違いないそうで、新芽を中心に1回分を採集した。これは釣れない時の保険である。僕はセリの香りとシャキシャキした口当たりが好きで、酒の肴にいいし、ご飯に混ぜ込んでも旨い。
なんとか釣りたくて、本谷に行ってみた。水温は12℃ほどあり、水色もいいのだが、まったくフライに反応ナシ!本流をのぞいてみようと”レンゲの瀬”に行ってみると、先客があり、ひげ面の中年男がニコニコしながら立っていた。伊勢正三さんだった。
「いやあ、お久しぶり」
とあいさつし、いろいろおしゃべりする。彼も釣れないで苦労しているようだった。
夕方になり、例の場所に行ったが、やはり風があってライズは散発的で、釣れず。1回だけフライに出た感じはあったが、スッポ抜けだった。
釣り仲間と電話で話したり、伊勢さんの情報を総合すると、この日は本流で12時ごろにオオクマが出て、風の合間に、そこそこ魚の反応はあったそうだ。僕はその時間帯には大見川に居たわけで、読み間違えたということらしい。
いやあ、ハッチの予測は難しい。
だが、この日は収穫があった。
これで良しとするかあ!