Sueさん
いらっしゃい。
いやいや、もうヨレヨレだよ。
坂道なんか登ろうものなら息がきれる。
すこし、トレーニングでもやろうかと考えているくらいだ。
釣り人はね、ときどき歯車が外れて狂うんだよ。
今朝起きて食事前にたばこを吸っていたらタバコを挟んだ右手が細かく震えているのに気がついた。ついに脳の病気が出たかとドキリとした。前にもあったような気がする。指を動かしてみても力はちゃんと入るからマヒはない。そして、職業がらいくつかの鑑別診断が浮かんだ。冷静に考えても、僕の手の震えは細かいもので、パーキンソン病の時の震えとはまったく違う。老人性振戦とも違う。左手はどうかというと左手には震えはない。ウーム、何だろうな、としばし考え込んでしまった。 待てよ、昨日は休みでヤドリキに行って狂ったように釣りをした。途中で右腕が痛くなったが、それでも休み休み、暗くなるまで釣りまくった。天気は良く、風もなく、昼頃には気温も上がって魚の活性も高くなった。実験も兼ねてドライフライ、ウェットフライ、ソフトハックル、ニンフ、フランスの奇妙なニンフ、アメリカ製のワイヤーニンフをためしたが、すべてで釣れた。おまけにあそこの魚は元気がいいし、全部で40匹は釣ったと思う。さらには捕虫網で飛んでいるユスリカをできるだけたくさん採集した時にも右腕に痛みが起こっていた。そうか、右腕の筋肉の使いすぎのせいか、と思い、左手で右の前腕の筋肉を掴んでみたらかなりの違和感と痛みがあった。なんだ、なんだ、釣りすぎかあ、ということで一件落着になったのだった。 年甲斐もなく無理をすれば翌日タタルのであった。 三つ目の写真では見えにくいが、トンビが数羽空高く悠々と飛んでいた。 |