今日、昼休みに何とはなしにテレビをつけたら、”アクターズ・スタジオ、****自らを語る”をやっていた。僕の好きな番組で、司会者のジェイムズ・リプトンとのやりとりが面白い。日本の番組ではリプトンのようなものの分かった有能な司会者がなかなか居ないのが残念だ。最近ナントカ言う脳科学者をテレビでよく見るが、見当外れの質問をしているのを見てガッカリしている。筑紫哲也氏がいいのだが、闘病中らしい。 今回はモーガン・フリーマンが出演した。演劇大学の学生の前でリプトンとゲストがトークをするのだが、リプトンは巧みにフリーマンの人となりを引き出し、学生の参考になるような演劇の勉強法、考え方、生き方をゲストに話させるように力を尽くす。トークが終わった後、学生が直接ゲストに質問し、ゲストが答えるのもなかなか面白い。このリプトン・フリーマンのやりとりは良かったなあ。こういうものを見るとアメリカの映画文化の奥深さをまざまざと見せつけられる感じがする。 そして終わったと思ったら続けて、今度はジョディ・フォスターの出演分の放送があった。彼女は僕の好きな女優の一人であり、彼女の生い立ちや、彼女が子役時代からのたたき上げの女優ということがよくわかった。彼女なりに精一杯リプトンの問いに答えていたが、まだまだという感じだった。だが、彼女の可愛いさを見る人に印象づけることにはなっていただろう。 この番組は予告もなしに放送されることが多く、このごろは見られたらラッキーと思うようになってしまった。 |