マツヤマ君
ま、自分で自分をかき立てていると言ったところかな。
40年振りのアラスカになる。
フェアバンクスも変わっているだろう。
オーロラは曇りや雪の日には見えないだろうし、まあ、運次第だろうね。
...with my fingers crossed....
星野道夫の「ノーザンライツ」を読んだ。彼の名は知っていたが、著書を読むのは初めてだった。読後、いやあこんな男が居たんだナァ、と思った。 アラスカの大自然に取り憑かれ、18年間アラスカに住んで、アラスカに溶け込み、イヌイットやインディアンを含めて多くの友人があり、アラスカの自然保護に取り組み、遂には44歳でクマに襲われて急逝した。真の自由人とも言える男だったようだ。その本から印象深かった部分を紹介しよう。 「またどこからか雪崩の音が聞こえていた。ぼくは冷えたテルモスのコーヒーを飲み干しながら、月光に照らされたマッキンレー山を見上げていた。ルース氷河は、何一つ動くものはなく、ただ限りなく静かな世界だった」 「いつしか私たちは見渡すかぎりのカリブーの海の中にいた。・・・時折まだ生まれてまもないカリブーの子が、私たちを不思議そうに見つめながら立ち止まった。が、何かを理解したのか、母親の後をすぐに追いかけて走っていった。やがて大群は波のように去り、ツンドラの彼方へ一頭残らず消えていった。私たちは言葉もなく、ひとつの時代を見送るかのように立ち尽くしていた」 「人はいつも、それぞれの光を捜し求める、長い旅の途上なのだ」 ユーコン川支流のシーンジェック川Sheenjeck R.が出てくる。全くの自然の美しい川であり、僕もこの川を見たいと思った。できれば、釣りをしてみたいな、とも。 星野道夫著「ノーザンライツ」より。 |