雨が降っている。梅雨だからしかたがないが。 太平洋岸にひろく降っているようだ。 大井川の椹山ロッジに問い合わせてみたら、昨日から降り始め、シトシトと降っているそうで、川は今日はなんとか釣りができる状態のようだ。 だが、今週いっぱいは降り続けるらしく、フライフィッシング・スクールができるかどうかやや心配になっている。 大増水で水がカフェオレになると釣りは難しいし、危険でもある。 わずかな増水、ささ濁り、は釣りにとってはとてもいい状況である。危険はなく、雨は土を川に流し込むが、土といっしょに虫やミミズを川に流し込むので魚の活性が上がる。 その中間は、程度ものであり、ケースバイケースで判断するしかない。 また、川の濁りの回復スピードは川によって違う。保水力の豊かな自然林や照葉樹林を流れる川では、濁りの回復は驚くほど早い。大井川源流はまさにそのような川ではある。 さらに言えば、遠くから想像するのと、現場に行ってみるとまるで川の状況が違う、ということもよく経験することだ。 以上のことがらを総合判断して、釣行するかどうか決めるのだが、大人数で行って釣りにならなかったらどうするか、を考えると判断はとても難しいものになる。 と、そんなわけで、今、カレッジの主催者は頭をかかえているだろう。僕の所にも今日か明日、相談の電話がかかってくるかもしれない。大井川はいい川なんだが・・・ 難しいところである。二軒小屋に泊まれないし、安全策をとったほうがいいかもしれないが・・・ |