11日の水曜日、ふたたび相模湖に行った。今回は五宝亭という釣り船屋から舟を借りた。ここは相模湖で一番はやっている釣り船屋でね、日曜なんかとても込むので最近はあまり行っていない。今回行った理由は魚拓である。ここの親父の五寶さんは魚拓作りの名人なのだ。ここで型物を釣れば、もちろん彼が魚拓を作ってくれる。そこを期待して行ったわけだ。
結果、ヘラは3枚しか釣れず、サイズは33,34,35センチメートル。大物は出なかった。いっぽう、予期せぬ大物が2匹釣れた。1匹は40センチメートル以上のマブナ。これは強かった。
もう1匹はブラックバスだ。こっちはファイトがスゴかったなあ。よくへら竿で上がったものだ。ボクのタックルは巨ベラ仕立てだからあげられたんだろう。はじめはブルーギルが釣れ、寄せてくる内にブラックバスが襲いかかった。仕掛けを失いたくないので、ボクは立ち上がって竿をためてこらえた。彼はバシャバシャと暴れ、いつの間にか咥えたブルーギルは消え、鉤がバスの口に掛かったらしい。あっちに走り、こっちに突っ込み、数分の後、ようやく玉網に収まったのだった。舟にあげて計測するとピッタリ51センチメートル!2-3キログラムはあったんじゃないかな。写真をご覧あれ。
釣り宿にもどると何人かの人に聞かれた。派手な水音がしたのでみんなが見ていたらしい。
「あれは何だったんですか?スゴイ魚でしたね」
「はは、ブラックバスですよ。釣れたブルーギルに食いついたんです。51センチメートルもありましたよ。アレがヘラならねえ。言うことないんですが・・・」
ブラックバスはフライで30センチメートルくらいのは釣ったことがあるくらいだ。ボクのブラックバスのレコードとなった。
とまあこんなわけで、それなりに楽しんだんだが、肝腎のヘラが小さかったなあ。