今日は大晦日なのだが、そんな感じがまったくない。いつもと変わらないし、ただ働かなくていいので嬉しい、という感じだ。 このところ、安定した冬型の天気が続いて、晴れて、気持ちがいい。 昨日も夕方相模川に行ったらユスリカがたくさん飛んでいて、車から捕虫網を出して、捕った。黒い、体調が7mmもある大きなユスリカだった。 川岸まで車を移動する。川ではセキレイがたくさん飛んで虫をとっていた。ははあ、ユスリカを食っているんだと思った。ここであることを思いついた。飛んでいるセキレイの写真を撮ってみることにした。連写モードにして100枚以上撮ったがあまり自信は無かった。 ふと川の上流部を見るとフライを振っている人がいた。 なかなか上手だった。声を掛けたいなと思ったが迷惑になってもいけない。だが、彼は一人だし、よく見ると若くはないようだ。そこまで見定めて声を掛けることにした。 「なかなかお上手ですねえ、それだけ振れれば釣りには困らないでしょう」 と言うと、彼は、 「釣りはできるんですが、なかなかキャスティングが上手にならないんで」 と答える。それがきっかけでいろいろ話が繋がった。で、あるとき、彼が 「もしかして川野さんじゃありませんか?」 「はあ、そうです。すぐ近くにクリニックを開いていますから、ここにはよく来るんですよ」 「だいぶ前にハヤ釣りのことを書いておられましたよね。シルベスター・ニーマスの文も読みました」 とのことで、愛読者であったようだ。ハヤもね、昔は大きなのがたくさん居たんですが、カワウにやられちゃいましてね、オイカワだったらこの時分は本流よりも八瀬川という支流がいいですよ、と教えてあげた。彼はいい感じのオジサンで、大和市に住んでいるそうだ。今度おりがあったら一緒に釣りをしましょうということになった。 クリニックに戻って撮った写真をフォトショップで開く。なんとか見られる写真を載せておこう。だが、これでは不満足である。次回はASAを1600にして、シャッタースピードを1000分の1以下にして、200ミリの望遠で撮ってみよう。 |