ついに僕もフィッシング(phishing)詐欺にやられた!現場はアメリカのeBayというオークションサイトだった。 あるバンブーロッドがeBayに出品された。ヘドンのブラックビューティーという歴史上有名な、しかもフェザーウェイトの7フィートという稀な竿であった。7フィートであれば日本の渓流でも使いやすいので欲しいと思った。オークションがつづき、結局1350ドルである人が落札した。オークション終了の最後の数分間は僕はパソコンの前に居ることができず、競り負けてしまったのだ。 ぼくはがっかりして数日が経った頃、売り手の父親と名乗る人物からeBay経由でメールが来て、落札者の事情で買えなくなったので、次点であったぼくにセカンド・チャンス・オファーとして、僕が入札した値段で売ってくれるという。 売り手本人じゃなく、父親からメールが来たのでおかしいなと思ったのだが、メールのやりとりをしているうちに信頼感が芽生え、お金を払った。1210ドルであり、ロンドンのバークレイ銀行宛に振り込んだ。 数日後、彼宛にメールを出したら宛先人不明でメールは戻ってきた。ありゃあ、やられたかなあと思っていたら、eBayのセキュリティ・センターからメールが来た。 「djl211というハンドルネームの人からあなたにメールが届いているようですが、彼は詐欺の容疑者なのです。決して返事をしないでください。お金も払ってもいけません」 と。 遅いんだよね、警告が! というわけで見事に詐欺にひっかかったというわけだ。被害はまあ小さかったが、安い買い物じゃなかった。しかし、腹が立つなあ。 皆さんもご用心を。実に巧みに近づいてくるよ。あやしいと思ったら無視することだネ。 |