今日は定休日。天気もいいし、養沢毛鉤釣り場は10月末日で禁漁になるので、出かけてみた。お昼は八王子の「富よし」という蕎麦屋で鴨南蛮を食べた。
事務所で12時半に受付をするともらった入場バッジは43番だった。平日というのにもう42人も来ていた。
「今日は多いねえ」
と言うと、受付のオバサンは
「今週いっぱいで終わりですからね」
と言う。
烏骨鶏の卵、6個入り650円を3箱買って受付に預ける。釣りの方は入る場所がなくて、右往左往して、ようやく入渓。沈めて5-6匹釣ったら、ライズが始まってドライフライで数匹を釣った。4時頃になると冷えてきたので事務所に戻ってストーブに当たってサービスのコーヒーを飲んだ。もう一釣りと事務所前のスレた場所で8Xティペットを使って2匹釣り、納竿。
暗くなって事務所に戻るとたくさんの釣り人で混んでいた。なかでも人目を引いたのは東京下町から来た高齢者集団だった。おしゃべりを聞いていると最高齢の方はなんと84歳らしい!去年、脳梗塞になって足下があやしく、川がわたれないと言っておられた。だが、ひでえもんだよ、まったく、と口は達者であった。フライフィッシャーマンとしては日本最高齢じゃないかな。
事務所でよく会う養鶏場のM野さんに、また来年、と言って事務所を出た。養沢釣り場(http://yozawa.jp/index.html)
は1955年に日本で最初の毛鉤専門釣り場としてオープンしたから、54年前のことだ。高齢者集団を見て、日本のフライフィッシングもようやく大人の遊びとして定着してきたということを実感したものだ。