お名前:佐藤収一
先生、診療所に発電機等は必要でしょうか、蓼科で行はガソリンスタンドは全て営業をしていますし、殆ど給油に来る車はありませんでした。
東日本震災の影響で関東地区では「計画停電」が実施されている。ボクが今寝起きしている磯部クリニックのある相模原市磯部はグループ4地域に属していて、これまでも何度か停電の通知があった。だが、その時間になっても停電にならないで助かったものだった。だが、状況はだんだん深刻になってきているようで、ついに17日午後6時20分、停電になった。ボクが相模原に住み始めたのは昭和49年であり、それ以来の初めての停電である。停電の終了は9時の予定なので、2時間40分の辛抱だ。 その時刻には完全に電気が止まった!真っ暗になり、暖房はとまった。懐中電灯の明かりで用意していたロウソクに火を付けた。診療時間内であったが、幸い、来診者はいなかった。 部屋は暗く、ロウソクの光のまわりだけがボウーッと明るい。やや異様な雰囲気になった。ボクは学生の頃には山岳部にいたが、その時のテント生活を思い出していた。家内は夕食をすでに作っていたので、ロウソクを3-4本立ててメシを食った。小さな子供が居る家庭なんかだったら、こどもは喜んだだろうし、いい教育の機会だっただろう。ロマンチックな雰囲気と言えば言えなくもないから、若いカップルであればコトに及ぶかもしれないが、コチトラは半高令者の二人暮らしであり、モクモクと飯を食う。テレビはつかないので携帯ラジオを聴きながら・・・。 メシの後が問題だった。自室に行っても、ロウソクの光ではいかにも暗く、何もできない。本も読めない。思いついて、ノートパソコンに高速ワイヤレス通信カードLTE (Xi)を設定することにした。ノートパソコンはフル充電していたので、作業はスムースだった。ドコモ製で、けっこう面倒だったが、やっとインターネットに接続することができた。 いやあ、釣りに行ったときには電気はなくてもいいが、普段の生活で電気がないのはとても大変だなあ。やっぱりボクはシティーボーイなんだと思い知ったものだ。 |