このお正月、ヘラブナ釣りの合間に、念願の源氏物語を読みはじめた。これまで何度も挫折してきたので、今回はグッと手近な漫画版「あさきゆめみし」を読むことにした。全13巻を買いそろえ、読み始めたのだが、これがなかなかに手強い。人の名前が複雑で、誰がだれだか分からなくなる。同じ人がいくつもの呼び方で書かれているのだから。 それでもやっと3巻まで読んだ。どうやら光源氏の本命は藤壺の君であり、二番目が六条の君、そしてあとの女はある時期だけ、あるいはいっときのたわむれのようだ、ということが分かってきた。 まだまだ先が長い。放蕩男の話を読んで何になるのか、無駄な時間つぶしで、自分にとってパチンコと同列の価値しかないのかもしれない。 だが、この世界で最初の小説、日本の宝とも言われる小説がどんなものかを見定めておきたいと思っている。 |