恒例となった芦ノ湖釣り大会に参加した。と言ってもほんとの釣り大会じゃなく、コテージに1泊して飲んで騒いで、釣りをするだけ。一つだけ特別なのはT橋さんが腕をふるって酒の肴と晩飯をふるまってくれる。芦ノ湖も昔はよく釣りに行ったが、最近はこの会に出るときだけなので、年に1回の芦ノ湖釣行なのだ。
箱根湯本から箱根新道を上がっていくと、麓や中腹までは桜が綺麗だったのが、箱根峠に近づくにつれて桜は咲いておらず、木々は冬のままとなった。本当に季節は2週間は遅れていた。ロッジに着くとひんやりした高地の空気がすがすがしかった。
参加者はY本さん、T家さん、O川さん、T橋さん、N居田君、S浦君、そしてO澤さん。料理は旨かったなあ。イカのげそ煮、サーモンのマリネ、エビチリ、ローストビーフ、シチュー、スパゲッティなどなど。酒もシャンペン、日本酒、焼酎が出て、僕はポートワインを持っていき、好評だった。ずいぶん飲んでね、明くる日は起きてからしばらくボウーッとしていた。
釣りの方は気温・水温ともに低く、低調だった。困った僕はストリームサイドの勝俣さん(故チャーリーさんの弟さん)に電話してみた。彼は芦ノ湖の釣りに詳しいからね。すると奥さんが電話に出て、「今日は芦ノ湖でショップ主催の釣り大会をやっていて、芦ノ湖に行っています」 とのこと。彼の携帯に電話して、湖上で会った。数年ぶりだった。で、釣り方を教わり、フライをたくさんもらった。それは、インジケーターフィッシングであり、タナは2メートル、18番フェザントテイルをタンデムに付けて釣るもの。これを始めると面白いように釣れた。いやあ、驚いたなあ、通っている人は違うもんだと感心してしまった。勝俣さん、ありがとう。
今回も感じたんだが、T橋さんは皆よりも先に来て料理の準備をして、明くる日は皆より先に起きて朝食を作り、後片付けをして、釣りはやらないで帰って行った。驚くべきサービス精神の持ち主なのだった。
帰りは箱根旧道を下った。僕は花が小さく、繊細な感じがあるヤマザクラが好きで、途中で綺麗に咲いていたので写真を撮ったが、もうだいぶ暗くなっていたので、うまくはとれなかったようだ。
ストリームサイドの勝俣さん