31日、六倉へら釣り場に行った。この日、午後は風がなく、それほど寒くもなかった。S夜さんという仲間が来ていて、この日は釣りをやらず、釣り台への渡し台を作るそうだ。岸と釣り台は2メートルほど離れていて、これまでは幅20センチメートルくらいの板を渡していたが、幅が狭くて落ちそうになるので、もっと幅の広い渡し台がほしかった。ボクは大工仕事はてんでダメなので、手伝えず、もっぱら釣りをした。 ボクは何とか7枚を釣ったが、ボクも何かしたいなと思った。六倉の釣り小屋の周りにはS夜さんがヒガンンバナを植えていたが、数が少ないので、ボクは増やしてやろうと思った。前から、ヒガンバナには郷愁があり、たくさんヒガンバナが咲いていると嬉しくなったものだ。そこで釣りを早めに切り上げ、ガーデニングを始めたというわけだ。 まず、小屋の裏の藪に分け入り、所々にあるヒガンバナの球根を掘り起こした。知っているかな、今時のヒガンバナは葉っぱだけであり、特徴があるのですぐにわかる。次に植える場所を考え、境界にそって植えることにして、鉄の棒で穴を掘り、球根を数個入れ、土をかける。70センチメートル間隔で植えていった。小屋の前、両脇に植えたので、数えてみたら21カ所になった。これがタイヘンな作業でね。ボクは汗びっしょりになってしまった。はじめは土に触りたくなかったが、それでは作業が出来ないことがわかり、穴に手を入れて土を掻き出し、植えた後は土をかぶせた。そして、川からバケツで水を運んで、それぞれ植えたところに水をかけた。 作業には1時間以上かかったようで,終わったときには真っ暗になっていた。西の空を見ると、奇怪な雲が浮んでいた。花を植えるなんて作業は、ボクは初めてだと思う。シティーボーイだからね。それにしてもあまりに大変な作業であり、息が上がり、おちつくまでしばしかかってしまった。 これで、ちゃんとついてくれればいいが・・・。明日は水やりに行こうかなと思っている。来年のお彼岸が楽しみになった。 1年の最後の日に、建設的なことをやった、という満足感が持てたのが良かった。 来年も、皆さんにとっても、ボクにとってもいい年でありますように!