ある男性の患者さんとの会話。前立腺肥大があり、夜は排尿に何度も起きるので、膀胱を広げて排尿回数を減らすお薬を飲んでいる。 「調子はどうですか?夜は何回くらいおきますか?」 「1、2回は起きますが、もう年寄りだからしょうがないです」 「うん、まあ」 と答えた。じゃあ、お薬を同じで出しておきましょうと言うと、彼は診察室から出て行った。 年寄りなんて言うからカルテを見て彼の歳を見たら、71歳。なんとボクと2歳しか違わない!唖然、憮然としたものだ。ボクはそれなりの歳にはなっているが、年寄りなんて思ったことは一度もない。だいいち、”年寄り”なんて言葉はよくない! だがネ、こういうことを言うのは気にしているということなわけで、体がいうことを聞かなくなってきているのは自覚しているんだから。 せっかく買ったウォーキングマシンもずっと使っていないし、トレーニングをやろうかなと思っている。へら鮒釣りは座ったきりで、運動にはならないし・・・。「老化は死に至る病」といわれるが、すこし、それにあらがってみようか、な。 |