最近、ある雑誌の定期購読を始めた。それは「選択」という月刊誌で、本屋では売っていない。定期購読でのみ読めるようになっている。僕の方にはある団体から見本を送ってきて、面白いと思った。週刊誌の場合は対象が一般市民であり、売るための記事の書き方をせざるを得ないが、この雑誌の対象はワンランク上の人々で、定期購読なので、テーマは読者にこびる必要があまりない。だから、かえって面白い、読み応えのある内容になっている。 内容は世界、政治、経済、社会・文化、小欄に分けられており、その視点や指摘は手厳しい。どこかの団体や政党に与することなく(やや右がかっているが)、あくまでジャーナリスティックに書いているのが好感が持てるし、書き手の意見は明快に書いてあるのでわかりやすい。1975年創刊、1冊1000円もするが、内容を考えれば高くはない。 僕は文化欄や小欄をよく読む。なかなかにウナル事が書いてある。 僕は世間を斜めに見るクセがあるが、世間と縁を切っている訳じゃない。世間の流れ、政治・経済の流れを見つめる一手段として、この雑誌を1年間とってみようと思っている。 |