スキューズの「フライに対する鱒の行動(仮題)」の翻訳をすこしずつ続けているが、現在131ページまできていて、ようやく1冊の半分を翻訳し終わったところだ。
文章は一太郎というソフトに入れていて、それぞれのファイルの文書情報が見られ、「フライに対する鱒の行動(仮題)」では、これまでの更新回数は790回、総編集時間は250時間となっている。おどろくべき数字だ!道半ばの現時点で、すでに「フライフィッシャーの昆虫学」や「水に浮くフライとその作成法」をはるかに越えているのだから。スキューズの本1冊で、ふつうの本の2~3冊分に当たる。
その理由は英語が難解なことで、オーストラリアのミック・ホール氏の援助なしにはここまで来れなかったことは間違いない。
ボクをがんばらせている原動力は、始めたものは意地でも終わりまでやるという気概なんだろうが、疲れる要素も、実は、あってね。それは、スキューズが言っていることにボクが賛成できない部分があること。こういう事があるとチトつらいものがある。ボクは翻訳者であって著者ではないと割り切るしかないんだが・・・。ま、おもしろい考え、思いつきなども、もちろん書いてあるので、そこはプラス要素として働いてはいるが。
ずいぶんと頑張ってきたのに、まだ、半分なんだよな、と思ってしまう。ボクの得手であるところの「持続力」も限界に近づいてきていて、気力を必死で奮い立たせ、渾身の集中を続ける作業が続いている。そこで、このSNSでときどきグチって、皆様の叱咤激励を背に受けて、完成まで持ってこようともくろんでいるというのが現状だ。息抜きは絶対に必要なので、つとめて釣りに行こうと思っている。だから、当分、ボクが管釣りやへら鮒釣りに行くのは、この本の翻訳を仕上げるためだと思ってもらいたい。