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2014年07月23日(水) 
 約1ヶ月前、見慣れないハガキが配達された。読むと、今年の8月10日でボクの運転免許証は更新日となるが、ボクは70歳以上なので高齢者講習が義務づけられているので、免許証更新の前に講習を受けるようにとの連絡であった。
 一瞬アゼンとしたが、納得するものがあった。調べてみるとこの講習が義務付けられたのは平成21年であり、75歳以上では認知機能の検査も受けなければいけないとのことだった。
 で、その高齢者講習を今日受けてきた。受講生は9名で、同じ年代の人たちだった。
 3時間にもわたる長い講習で、まず、一室で30分ほど動画を見て高齢者の危険性について説明を受け、次に講師が助手席に乗って車を15分ほど運転する。そして、最後に視力視野検査と適性検査を受ける。この最後の検査が大変だった。
 例のCの字のような記号(ランドルト環という)の隙間が上下左右のどちらにあるかを認識させられるのだが、止まっていればボクは両眼で1.5まで見えたが、動いているととてもわかりにくかった。また、まぶしい光を30秒間当てられた直後にランドルト環の隙間が見えるまで30秒もかかってしまった。
 適性検査は画面を見ながら瞬時に判断して操作を行うものだが、これはわりにうまく出来たと思う。正確さを優先したので反応時間がやや遅かったが。
 最後に総評があり、各自の検査結果が手渡され、受講証明が発行された。この証明書を持って免許の更新をすることになる。
 けっこう大変だったなあ。だが、3人の講師はとても親切であり、3年後にまたお会いしましょうと言ってくれ、好感が持てた。だが、適性検査で動体視力や反応速度が落ちていることがわかり、ボクはやや動揺してうつむきながら講習所を出た。横に居た受講生が
「それなりに衰えているということですね」
という。
「そう、まったくその通りですな」
と答える。彼も同じ哀感を感じていたのだ。
 歩きながら、反応速度が落ちても、そこは経験でカバーできるから、釣りではそうそう若い者には負けないが、動体視力も落ちているようだし、フム、しようがないか・・・と思った。残酷な事実を突きつけられた一日になってしまったが、社会で生きていくための義務であれば仕方がない。


閲覧数471 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2014/07/23 23:22
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