10月18日(土)、晴れ、テンカラ名人”鬼の榊原”の鬼塾に参加した。場所は今年オープンした静岡県富士宮にある芝川特定区釣り場(C&R)。 榊原さんとは以前から面識があり、ボクが一度テンカラを習いたいことは伝えてあった。今回”鬼塾”と銘打ったスクールがあるとのことで、参加することにした。参加は11名で、その中の3人は、ボクが掛川でフライフィッシングのスクールをやったときの受講生だった。 テンカラをちゃんとやるのはボクは初めてであり、4メートルのカーボン竿、4号のモノフィラメントライン、毛鉤はすべて借りた。 久し振り(20年ぶり)の芝川であった。水質は相変わらず良かったが、この日はかなりの増水だった。 はじめに榊原さんのデモンストレーションがあった。彼は見事に毛鉤をポイントに落とし、スイッスイッと毛鉤を動かしながらドリフトさせていた。 自分で竿を振ってみると、はじめはうまく飛ばなかったが、じょじょにコツがわかり、ラインが延びていくようになった。榊原さんが竿先を頭の上で回転させるように振っていたことを思い出し、真似をしてみたら、不思議なようにラインが延びるのだった。これはフライラインとはまったく違う動きだった。 毛鉤は12番くらいでかなり大きく、フロータントは何も付けない。だが、ラインは軽く、竿は長いので、毛鉤をナチュラルドリフトさせるのが容易であり、フロータントを付けなくても毛鉤は浮いたまま長い距離を流れるのだった。これには驚いた!こりゃあ釣れるはずだと思った。いっぽう、長いラインは魚を取り込むときには扱いにくく、1匹逃がしてしまった。 この日の釣果は1匹を釣り、1匹をバラした。魚の活性がとても低い中で、初めてやったテンカラで1匹が釣れたのは嬉しかった。 芝川はとてもいい釣り場だと思う。水質はいいし、自然渓流だし、1日遊んで2000円の料金はとてもお得だ。静岡県人にとっては近いし・・・ この日はボクにとって、いろんな意味で、とても勉強になった。 おみやげにいただいた”榊原毛鉤”は大事にして、我がコレクションにくわえます。 榊原さん、奥さん、お世話になりました。