この10日ほど、スキューズの「フライに対する鱒の行動」の第三回目の校正をやってきて、やっと終わったので、さきほど釧路の藤プリントに送ったばかりだ。
通常の校正作業にくわえて、誤訳が3カ所ほど見つかったので訂正し、写真の位置を正しい位置にしてもらい、解説にも手を入れ、図をくわえてもらい、写真の色を調整してもらう。
これで3回目の熟読作業が終わったわけだが、原稿を送る前に2回は読み返しているので、最低5回は読んだことになるだろう。これでかなり完成に近づいたように思う。
今回、原書を参照したとき、「第2暗渠橋」の項に、ボクの手描きの図が貼ってあるのを見つけた。この項ではスキューズが釣り場でどういう風に移動していったかがくわしく書いてあったが、いまいち思い描けなかったので、図に描いてみた。そうすると、状況が手に取るように理解出来たのだった。まあ、図を描いてみたのは、半分は正確な翻訳のためで、半分は釣り人としてのボクが興味本位であった。翻訳者の舞台裏のようなものなので、本に載せるわけにはいかないので、このブログでお見せしよう。
人に見せるようには描いてないので、わかりにくいかもしれない。
いやあ、はるばる来たなあという感じだ。
ここまで来たら、あとは数カ所の手直しでいいので、そのあとは機械的な工程が残っているだけだ。だが、もう10月の終わりだし、できあがるのは来年になってしまうだろうな。