10月15日(水)、伊豆のK木さん、横浜のH谷川さんと養沢毛鉤専用釣場に行った。ここの事務所は2年前に火災にあって消失し、新たに建て替えられたものだ。 この日受付をしたとき、スタンプが満タンになった!ここまで何年かかった事やら(10年くらいか?)。これで次回は招待になり、無料で釣りが出来る。とても嬉しかった。 また、以前寄贈した「フライフィッシング用語辞典」は火災で焼けたので、あらたに用語辞典と「水に浮くフライとその作成法」を事務所に寄贈したら、とても喜んでくれた。 この養沢毛鉤専用釣場はあきるの市の養沢川に、1955年(昭和30年)に日本で最初に作られた毛鉤専用釣り場であり、当時GHQの法務部に勤務していたアメリカ人、トーマス・ブレークモア氏が私財を投じて始めたもの。以来、地域住民が積極的に関わって、今では住民が運営している釣り場であり、水質の良い(6-7月には蛍が飛ぶ)養沢川を守り、良質の釣り場づくりを維持している。地域住民が目を光らせているので、密漁も防げたものと思われる。http://yozawa.main.jp/index.html 東京を含めて、関東のフライフィッシャーマンにはなじみの深い釣り場であり、ここで育った釣り人も多いはずだ。ボク自身が1981年に初めてフライフィッシングをやったのもこの釣り場だった。 週末はけっこう混むので、ウィークデイを狙っての釣行となった。 この日は肌寒く、一日中雨が降った。水位は20センチメートル以上高かったが、濁りはまったく入っていなかった。水温は14℃。 釣り始めてみると、魚の活性は驚くほど高く、どんなフライにも鱒は飛びついてきてくわえた。昼過ぎには18番サイズのカゲロウが飛んだ。 釣ったのは実質4時間くらいだったが、20~30匹も釣れた。この釣り場はもともと水位が低く、水の透明度が高く、釣り人が多いので、釣るのが難しい釣り場なんだが、この日は驚くほど簡単に釣れた。よほど好条件が重なったんだろう。 事務所の受付は地域のオバチャンがやっているので、愛想もいいし、気くばりもあって、気持ちのいい釣り場になっている。 綺麗な養沢川と良質の釣り場を今後も維持し続けてもらいたいものだ。