ちょっとタイミングがずれてしまったが、僕が相模川の土手に植えているヒガンバナの経過報告をしておこう。 磯部地区から南の座架依橋にかけて相模川の左岸には土手があり、土手の上には遊歩道が作られ、並木が植えてある。この遊歩道から西を見ると、眼下には相模川が流れ、その向こうには丹沢山塊が見え、山塊の南端にある大山の美しい山容が見える。とても気持ちのいい遊歩道であり、地域の人にくわえてやや遠くからもウォーキングやジョギングに来る人がいるらしい。 僕が2000年に磯部にクリニックを開いた時には〈いい所にクリニックを開いて良かった〉と思い、その遊歩道にウォーキングに行っていた(クリニックから遊歩道までは300メートルほど)。だが、あまりに多くの患者さんに出会い、そのたびにあいさつをすることになり、わずらわしくなって、いつしかウォーキングをやめてしまった。ただ、相模原では一番景色のいいところだろうと愛着を感じていた。 その遊歩道沿いに僕がヒガンバナを植え始めたのは3年前で、遊歩道の川側に、遊歩道沿いに一列に植えた。植えた年や翌年は、小さな花しか咲かなかったが、3年目にはりっぱな花が咲いた。それを見てニンマリとしたわけだが、調子に乗って欲が出た。道の両側に花が咲けば、ヒガンバナに囲まれた遊歩道になるじゃないかと。そこで、今年の5月、遊歩道の反対側に100個のヒガンバナの球根を植えた。 そして、9月末、見に行ったら3年前に植えた分は見事に咲いていたが、今年植えたものは5-6本、小さな花が咲いていただけだった。〈ウーム、植えて間もないからこんなものか〉とややがっかりした。 だが、まあ、先の楽しみは残ったな、と思っている。 ついでにここで告白しておくと、僕はワスレナグサが好きで、僕のマスコットフラワーにしている。そこで今年の初めにワスレナグサの種を10袋買い、ベストの胸ポケットに入れておき、よく行く釣り場の川岸にワスレナグサの種を植えてきた。モンタナでも2カ所に植えた(一ヶ所はドピュイズ・スプリング・クリーク)。 もしかしたら法に触れるかもしれないが、この程度の微罪には目をつぶってもらおう。アメリカははるかに大きな罪を背負っているのだから。 |