家を新築したのは未だ独身の頃でした。 生まれ故郷には小学校までしか居らず、中学から大学卒業迄外に居た僕は、就職のために10年振りに故郷に。直ぐに父親が自分たち夫婦の老後用に昭和30年代に買っておいた家に落ち着きました。 六畳二部屋、四畳半一部屋の小さな平屋建てに、程なく母親も一緒に住むようになりました。もちろん昭和30年代の家なんで、トイレは汲み取りだったし、台所も凄く狭かったのを覚えてます。 そんな昔の家でしたが、僕自身は何の不便も感じなかったんですが、家の建て替えを言い出したのは母親でした。 資金は出すから、老後はせめて新しい家に住みたい!それにこんな古い家じゃ息子の嫁も見つからない! そんな事を言い出して、あれよあれよと言う間に新築が決まってしまいました。 その後は母親の予言どおり?家が完成と同時に嫁さん?が来て、アバタもエクボの嫁さんは今やエクボもアバタ状態! その女房殿が昔の母親同様に老後は新しい家に住みたい!と宣言。 歴史は繰り返される、しみじみと実感している今日この頃ですな〜。 ひとつだけ決定的に違うのは、前回の資金の半分以上は母親の資金でしたが、今回の資金は僕の稼ぎから出ているという点。 まっ、女房殿には物凄く苦労させてるから、ここは罪滅ぼしです。 |