何度も書きましたが、今回の引っ越しは水道管断裂というアクシデントがあり、急遽追われるようにしてアパートに移動しました。 そんなこんなで、今まで30年以上お世話になった我が家には申し訳ありませんが、それ以降の片付けでは拭き掃除も出来ず終いでした…。 アパートでの仮住まいがスタートしたとは言え、今までお世話になった家が気にかかり、毎日の様に覗きに行ってます。 外周りはもちろんのこと、家の中にも既に業者の手が入っていますが、我が家に赤の他人が入り込むのはどこか解せない感情にとらわれました。 今一度全ての部屋に行き、呟くように『長い間お世話になりました…』と手を合わせるのも日課?になった感が…。 この感情は家が完成してから嫁いで来た女房殿や、今の家で生まれ育った息子達には『有って当たり前』の存在だったので、理解出来ない部分かもしれません。女房殿や息子達には、新しい家が完成したらいつのまにか忘れてしまう存在なのかもですね…。 でも僕は違います。亡くなった母親が切望した家であり、自分の城を持った充実感を持つことの出来た思い出深い貴重な存在。当たり前ですよね〜、女房子供より付き合いが長いんだから! 最後、玄関を出る前に、今一度大きな声で『ありがとうございました!』と挨拶させて貰い『我が家』を後にしました。 |