残念でしたね。僕も土曜日はボーズでした。
やっぱり、いいことがあるのを期待して、これからも川に通います。なかなかいい事は起きてくれないんですがね・・・
金曜午後から日曜いっぱい二日半、狩野川で釣った。泊まりは田中山の釣友K木宅にお世話になった。感謝!彼の家は山の北西の斜面にあって、眼下には三島・沼津市そして富士山が一望できる。離れは彼の仕事場兼釣り部屋になっていて、薪ストーブがあり、泊まれるようになっている。訪れた釣り人はここで家人に気を使うことなく、夜遅くまで酒を飲み、釣り談義ができるわけだ。ボクは泊めてもらうお礼を兼ねてクライフの手作りハム・ベーコン、タラコの煮付け、中国の白酒、グレーリング模様のグラス、バーチ(白樺)シロップキャラメルなどを持って行った。それぞれ評判が良かった。二日間、夜の2時頃まで飲んだものだ。新しく手に入れた竿も持って行ったら、エアルームというグラスロッドが絶賛を博した。 釣りの方は増水、濁り、そして強風が吹き、さっぱりだった。本流ではごく限られた場所でライズがあり、それに遭遇した人にはアマゴが釣れたようだが、僕の好きなポイントでは3日間を通してライズがなかった。二日目にボウズをくらうんじゃないかという不安が僕を襲い、何とか1匹釣ろうと支流に入るとチビアマゴが釣れた。嬉しかったなあ。僕のボウズの救い神には綺麗な赤い点々があった。また、川では東京、裾野、静岡各地から来た色んな人と出会った。 修善寺あたりはもう春だった。河津桜(?)は満開、木々には新芽が出始め、地にはツクシが出ていた。川の状況は増水がおさまるにつれて毎日のように好転していて、日曜の夕方には盛大にカゲロウ、トビケラなどの水生昆虫が飛んだ。だが、僕には運が無く、僕がライズ待ちをしていた淵ではライズは無く、100メーター下流の淵ではライズがあったそうだ。なぜそんなことが起きるのか、不思議なんだが、説明不可能なことが起きるものだよね、釣りでは。 釣りシーズンはまだ始まったばかりなのだから、これからいいこともあるだろう。それを夢見て川に通うことになるということかな。 フライフィッシングでは糸の片方に狂人が付いていて、糸のもう一方には「希望(夢)」が付いている、と言った人がいる。ややムリがある言い方なのだが、気持ちは良くわかる。軽やかに、ふわりと「希望」を投げるのがフライフィッシング。この”軽やかに”というところがミソなんだから。 |