6月20-21日、長野県茅野市の北、蓼科高原にある会員制釣りポンド「フライリゾート蓼科」に行った。参加は掛川からK林、Y川、S木、N崎、そして当日飛び入りの田中山のK木さんと僕。
20日は昼前に現地近くで集合して、まず、蕎麦屋へ行き、昼食。新そばで旨かったが、付け合わせにとったテナガワエビの揚げ物、牛すじが良かった。
池に行ってみると先客のグループが二組も居た!こんなことは珍しい。このポンドだと梅雨時の雨に左右されない上に、天気も良かったので、混み合ってしまったようだ。つるやのY城さんのグループ、タックルメーカーのK村さんのグループが来ていた。
池は標高1200メートルにあり、白樺も生えている。今は周りの新緑が綺麗だった。鱒はライズしており、ドライフライで釣れた。魚はレインボウとブラウンで、魚は大きく、美しい。皆、魚を掛けては切られていた。聞くと6エックスだという。ここの魚は大きく、強いので、6エックスでは切れやすい。で、ティペットを5エックスにしてから釣れだしたようだ。
釣れる魚は大部分がニジマスだが、少数ながらブラウンも居る。それを釣ったのがY川君だった。朱点の綺麗なブラウンだった。この日の夕方、小さい方の桟橋で一人でS木君が釣っていたので、僕は近づいていった。すると、
「静かな水面にフライを投げてバシャンと鱒が出て、ガツンという当たりが来て・・・。僕はフライフィッシャーマンになったという気がしました」
と言っていた。
夜は「大東園」という五箇山近くの旧家を移築した豪華な旅館に泊まった。料理が素晴らしくて、量も多かった。ビールで乾杯した後は、腹が減っていた我々は歓声を上げながらガツガツ食った。本物のボタン鍋、イワナの刺身の舟盛り、山菜の天ぷら、その他、その他。良かったねえ、ペンションにしなくて。ペンションだと通り一辺のフランス料理だからナ。旅館の親父も釣り好きで、たくさん話をしてくれた。あとは温泉に入って、部屋での飲み会、釣り談義と、おきまりのコースだ。みんな幸せだった。
翌21日は朝から雨だった。川に行きたかったのだが、増水が心配だった。結局池の管理小屋に行って、コーヒーをわかしてゴロゴロしていると、お昼頃から雨がやんだので、2時間ほど池で釣ってお開きにしようということになった。
この日はドライフライではなかなか釣れず、ニンフを沈める釣りになった。この日僕に大物のブラウントラウトが釣れた。約58センチメートルもあった。顔が大きく、あごの先が曲がったオスであり、威厳のある顔つきが印象的だった。
僕は何人かの会員の人にも再会し、言葉を交わした。
総合点をつけても、とてもいい釣りになったと思う。自然の渓流ではなかったが、美しい景色の中で、心静かに、大きな鱒を釣った。皆さんが払った釣り料金は2000円/日のところ、半日だったのでたった1000円であった。僕は会員なので無料である、ウン。