先生!
それでは21日にいつものホテルのロビーで朝の9:00に
お待ちしていますので、巴川に入魂に行きましょう。
イナガキというフライ用品のネットショップが平成12年、ゼフィルスというグラスロッドを製作して販売した。モデル名になったゼフィルスはシジミチョウの学名であり、日本の渓流用の小さな竿といった意味で名付けられたのだろう。ギリシャ神話では西風の神の名だ。モデルは3種類あって、 5フィート11インチ、#3、3ピース、限定80本製作 6フィート7.5インチ、#3、3ピース、限定80本製作 7フィート、#4、3ピース、限定75本製作 その内の後者2本を最近ヤフオクで競り落として入手した。発売当時は4万円弱の値段だったが、プレミアムがついて、だいぶ高くなってしまった。 さて、タイトルに”国産最高の”と書いてしまったが、僕は国産のグラスロッドをすべて見たわけでもないので、言い過ぎなのだが、おそらくそう言ってかまわないと思えるくらいによく出来た竿だと思う。 まず、見た目がいい。ことにブランクの色が良い。基本的にはブラウンなのだが、赤味があって、深みもあり、高級感あふれる色になっている。初めて見たとき、ゾクッとするような魅惑的な色に驚いたものだ。ラッピングもコーティングも綺麗だし、グリップのコルクの品質もいい。ZephyrusのZの先が伸びて小さなチョウが描いてあるのも可愛い。 で、アクションだが、キャスティングにはウルサイ人が製作に携わったので、とてもスムースな優れたアクションになっている。僕は7フィート4番が気に入ったが、6フィート7.5インチの3番も悪くない。 一説によるとゼフィルスはイナガキ渾身の、採算度外視で作った竿らしい。この竿は日本のフライフィッシングの歴史に足跡を残す”名竿”になるだろうという気がしている。7フィートの竿は前のオーナーがイワナを2匹釣ったそうだが、6フィート7.5インチの方はまったくの新品であり、入魂にはアマゴを釣らせてやろうと今から決めている。 ロッドチューブにも飾り色が入っている。 7フィート4番のシジミチョウは緑色 |