秋の西湖は美しい。
早朝には朝霧がたちこめ、その中で釣り人は糸をたれる。
風もなく、静寂に包まれている。
湖面に朝日が当たりだすと霧はしだいに姿を消していく。
この上なく幸せな時間・・・
と、隣で釣っている人を見て思った。きっと、向こうからはボクも同じように見えているんだろう。
昼頃には、陽は高く昇り、澄んだ青空にはガラス繊維のような秋の雲が浮かんでいた。
そして、夕方、へら鮒は水面でさかんにモジリを見せた。
だが、釣れない!
アタリさえもなかった。
今年の西湖のへら鮒釣りも終わりだなと思った。
あの強烈な引きを味わうには、来年の4月まで待たなければいけない。
I feel I'm hooked by Saiko.