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2007年06月23日(土) 
 6月17日(日)。
 今日も朝からカラリと晴れ上がり、空気は澄んでいた。なにやらペンションの前に人通りが多い。聞くと、今日はペンション村内の道路を使って自転車レースがあるという。僕は初めて自転車レースというものを見たのだが、とても静かで、"クワイエット・スポーツ"と呼ばれていること知り、確かにそうだと実感した。


 今日は旅行の最終日、さすがにだれも釣りに行こうとは言わなかった。じゅうぶん釣りをしたし、安比から神奈川・静岡までは遠い。小口・清水組は新幹線で帰京。
 旅行中は晴天に恵まれ、皆、赤黒く日焼けしていた。誰も病気もケガもしなかったし、全員に魚が釣れたし、おまけに尺イワナも釣れた。さまざまな人に出逢い、おいしいものを食べ、快適な宿にとまった。いい温泉にも入った。毎晩、酒を飲み、笑い、釣りの話をした。これ以上、何が必要だったろうか?まさに、100パーセント、パーフェクトだった!(200パーセントという言い方もあるようだが、まあ、そう言ってもいいが)

 岩手の渓には何というか、懐かしさ、といったものがあるように思う。村人は親切だし、他の釣り人にはめったに出会わない。川にはあまり人の手が加えられていないので、木が川に覆いかぶさって釣りにくいが、それは川が自然のままに残っていることの裏返しなのである。そして、その分だけ水生昆虫も豊富であり、魚がすみやすい環境が残されているのだから。
 早池峰山の川はやや深い渓谷だが、丘陵地の川は里川であり、その里川でヤマメやイワナが釣れるのも嬉しい。

 帰りの車の中では、happy tire(幸せな疲れ)を感じつつ、この数日間に起こったたくさんの出来事が思い出され、それに圧倒されながら、全員が〈また岩手に来たい〉と願っていた。

 今回の、賢治の故郷イーハトーブでの釣りは、僕にとって生涯忘れることのできないものとなった。

 最後に、この旅を代表する、僕の脳裏に強く残った1枚の写真を選んだ。
 

 -おわり-

閲覧数913 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2007/06/23 16:09
公開範囲外部公開
コメント(2)
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  • 2007/06/25 12:55
    CHIRORIさん
    岩手の旅を本当に楽しまれたようで良かったですね!
    先生達は山菜採りをしなかったみたいですが、私が訪れた時は必ず山菜採りもします。
    一日中遊んで遅い時間に帰っても、多家さんのお母さん、妹さん、その旦那さんのハマちゃんがいつも笑顔で迎えてくれて、食卓にはペンションの食事以外に、自分達で採ってきた山菜が沢山並んで、みんなでワイワイとお酒を飲みながら美味しいご馳走を頂く・・・
    これ以上の幸せはないなぁ~。行きたかったなぁ~。
    いつ行っても楽しさ100%が裏切られない岩手です。今から来年が楽しみ!
    次項有
  • 2007/06/25 15:09
    鉛筆狂四郎さん
    まったくそのとうりだね。
    では、来年は一緒にね。
    次項有
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