台風が来て、そして去っていった。
　台風は大雨をもたらし、釣りにも行けなかった。
　で、そのおかげというか、フライフィッシング用語辞典の翻訳がだいぶ進んだ。カゲロウの項が残っていたのだが、かなりはけて、残りはヒラタカゲロウだけになった。歴史的にもエピソードが多いカゲロウであり、クイル・ゴードンもヒラタのイミテーションである。あと、約５０項目！

　友人たちとここ数年梅雨明け一番に双六川に岩魚釣りに行っているが、今年は今週末に行く。みんなは土曜の朝５時に御殿場に集合して行くそうだが、朝が苦手の僕としてはちょっと辛い。そこで、僕だけ前日の金曜日（明日！）に行ってゆっくり泊まることにした。朝食付きで４５００円の民宿。車の運転を一人でしなければならないのが難だが、休み休み行けば何とかなるだろう。
　それで、今晩はフライを巻かねば！双六は水量もあり、小さなフライでは見えにくいし、大きなフライでも十分イワナは出てくれる。そこで、考えて、今回はカリブー・ヘアを使ってカディス風のフライで、１０番および１２番を巻いてみようと思っている。うまくできたら写真をお見せしよう。
　と、ここまで書いたあと、カリブーヘアを探したが見つからない。しかたなく、ディアヘアで巻いた。カリブーヘアにしろ、ディアヘアにしろ、エルクヘアより空気含量が多いからずっと浮きがいい。視認性のためにハニーのハックルを付けてみた。