お名前:釣りたいクン3号
ぐい飲みの後ろに見えるオービスの箱は?
新しい物買ったんですか?
ぐい飲みには触れずすみません。
釣りたいクンですから・・・
先日、相模原の伊勢丹に石川県物産展示即売会に行った。目的は雀がたくさん描かれた九谷焼の陶板を見ること。縦15センチ横85センチの細長い陶板で、木の枝に24羽くらい雀が並んでいるものだ。なかなかに可愛い。そして、雪雀といって背景に雪が降っていて雀の頭にも雪が降り積もっている磁器がいい風情だった。この写真はいずれお見せしよう。 で、ついでにぶらぶらと見て回って小さなシマアジのテリヤキを酒のつまみ用に買った。 見ると輪島塗のコーナーがあってちょっと覗いてみることにした。入り口のそばに酒器が展示されていて黒いぐい飲みが目に入った。手頃な大きさだし、木目がよく出ており、色はほぼ黒に近く、内側も黒だが部分的に茶の木地色がボカシで出ていた。それが面白く、僕は手にとって眺めていた。すると、 「いいでしょう。その木地色はどうやって出したと思われますか?」と作者らしき人が話しかけてきた。 「漆を塗った後に削ったんですか?」 と言うと、ニタリとして答えない。どうらや秘密らしい。 彼は、 「木の椀は長年使っていると縁が欠けやすいので、麻布を張ってあるんですよ」 と言う。 「ほほう、そうですか」 なぜ僕が買おうかどうしようか迷っているのは値段が安くはないからだった。 「このぐい飲みは私の会心作でして、使っているうちに木目も変わってくるし、内側の木地色も良くなってきます」 「なるほど、そうですか」 と僕はぐい飲みの持ち心地や風情を確かめる。 と、心が決まった。欲しいものは買っておかないと後で後悔してももう遅い。 「うん、もらいましょう」 と言ってしまった。 下の写真がそのぐい飲みである。もらった名刺を見ると瀬戸国勝さんという方で、ニューヨークやウイーンで個展を開いたりしてしている人らしい。安い買い物だったか、それとも高い買い物だったのか・・・ 雑談をした。 「能登半島は私もまだ行ったことがないんですよ。イワナの釣れる川がありますかね」 と僕が聞くと 「釣りをされるんですか。あると思いますよ。確か・・・」 「佐渡はみんな釣りに行きますからね。能登半島は穴場じゃないかと思ってるんですがね」 「そうですか、是非来てください。空港ができましたから、東京から1時間ですよ」 と。 能登釣行を考えてみるか、と思った。日本海の魚は旨いし、ね。 |