原稿も2つ送ったし、スクールも終わったし、あと一つ原稿が残っているが、何となく一段落の気分で、久しぶりに本を読んだ。題は「漂泊の王の伝説」(ラウラ・ガルシア著、松下直弘訳、偕成社)。 もともと児童文学として書かれたものだが、読み始めると最後まで一気に読んでしまった。大人にも読ませるなかなかのストーリーテラーである。 児童向けに教訓めいた言葉が出てくる。 「よく聞け。われわれはみな、自分のすることに責任がある。よい行いにも悪い行いにも。そして、人生はかならず、おまえのした分だけ返してよこす。忘れるなよ。人生は、そのつぐないをさせるということを・・・・・・」 子供にこのような価値観を与えるのはいいことだと思う。ただし、本当にそうなら刑務所は不要なんだが・・・。 思い返してみると、僕も小学校の時に読んだ本の影響を受けているように思う。ドリトル先生航海記、ジャングルブック、海底2万マイル、ビルマの竪琴、日本民話集、等々。 この本を読んでいて何か懐かしい気がした。ハリーポッターよりよく書けているかもしれない。 |