17日、水曜日。台風前で、天気も良く、このところ釣れないうっぷんを晴らすべく、養沢へ向かった。丸一日釣る必要はなく、午後だけで十分楽しめるし、料金も安くなる(午後券は3000円)。 お昼の12時に五日市に着いたので、養沢はもう目の前だ。昼飯を食べたいなと思って車を走らせていたら「山里料理・黒茶屋」の大きな看板が目に入った。この看板は前からよく見ていたが、何となく大げさそうな感じなので入ったことはなかった。だが、今回はモノは試しと入ってみることにした。 りっぱな古い構えの店だった。水車もあり、古い民家を移築したようだ。内部も立派で、こりゃあイカンと思ったがもう遅い。席に案内され、メニューを見て驚いた。XX膳、OO膳と書かれてあり、値段は7500円から4500円までだ。安いのはないかと探したら、お手軽ランチの「ゆき笹膳」というのがあって、3500円也。一番安かったので、しかたなくそれを注文した。 いやあ、凝った料理だったなあ。お土産にくれた献立を参照しながら書くと、梅ジュースから始まって、沢ガニ甘露煮、カジカの唐揚げ、トンブリ長芋、百合根と菊花のおひたし、渋皮栗田舎煮、錦糸瓜、舞茸、勾玉豆腐、もって菊、占地粉節和え、きのこ汁、若鶏の朴葉焼き、向こう付け2種、と続いた。時間はどんどん過ぎて、釣る時間が少なくなっていく。僕は焦りだした。料理は僕の好みの味で旨いのだが豪華すぎて時間がもったいないのだ。さらに、天ぷらが出て、スープ蒸しが出て、ヨモギうどんとなり、梨の赤ワイン煮とお焼きが出て終了。僕はデザートを掻き込んで、お焼きはポケットに入れてサッと席を立った。ナント昼飯に1時間以上もかけてしまったのだ。これだけ出て3500円なら安いかもしれないが、貴重な釣りの前の昼飯なので、まったくの「大失敗」と言っていいだろう。だいたい、こんな店、男一人で行くもんじゃないし、釣り場に行くときの昼飯なんて、コンビニでおにぎりやいなり寿司を買って車の中で走りながら食べるということが多いのだから。 釣りの方は10匹以上釣って、気分良く納竿し、「せせらぎの湯」に入ってから帰宅。 帰ったらアマゾンからナナ・ムスクーリのCDが届いていた。 写真は携帯電話で撮ったもの。画質が悪いのはご勘弁。 |