お名前:山田達也
先生のフライボックスそして車の上に置き忘れた私のランディングネツト、昨日は奇跡の様なことが二件も起きた一日でしたね。
7月18-19日、大学の医学部同窓会に出るために博多へ行ってきた。卒業40周年であり、70名程度の参加があった。120名の定員なので、出席率はいい方だろう。すでに9名の物故者がある。 旧交をあたため、二次会、三次会とつづいた。翌日は太宰府へ小旅行。最後に太宰府へ行ったのは50年以上前のことだ。本殿では祈祷を受ける人たちが居た。菅原道真は学問の神様であり、入学祈願の祈祷であることは間違いない。僕も子供の頃、親に太宰府詣りに連れて行かれたことがある。 境内の楠は相変わらず巨大であり、天然記念物であったことを再認識した。飛び梅は大きな木になっていた。太宰府名物はなんと行っても梅が枝餅だろう。焼きたてはことに香ばしい。 飛行機の待ち時間の間に「バブロフの鱒」を読んだ。なかなかの本であり、感想はいずれまた。 20日は釣り友達がウラタンへ行くので、よかったらどうぞと言われていた。ウラタンは僕の裏庭みたいな物だから断るわけにはいかない。やや疲れていたが、お昼頃から参加した。天気は良く、水位は低く、虫は飛ばず、魚はスレていて、状況は良くなかった。おまけに暑かった。友人を案内しながら釣り場の一番上まで行き、そして降りてきた。その時、フライボックスが1個無くなっているのに気がついた。僕は青くなった。それはたくさんのミッジが入っているホイットレーのボックスで、200個ほど自分で巻いた24-32番のフライが入っている。僕はすぐにふたたび上流に向かった。あせっていたし、暑かったし、額から汗がしたたり落ちた。一番上まで行ったが見つからない。そして半分あきらめながら下ってきた。すると川の中の岩のくぼみにフライボックスが見つかったのだった。僕が川の中に入って、その岩にもたれてその先の流れを釣ったときにベストからこぼれたのだろう。いやあ、嬉しかったなあ。 |