えっ?「挟む力が自由に変えられる」ボビンが
あったのですか。いやー、知らなかったです!
片持ちのボビン、というのもデザインとして
面白いのですが、ただデザインでなく機能性が
加わっている!やはりヨーロッパのモノづくり
だからでしょうか?ありそうでなかったなぁー。
この間チェコに行ったとき、ヤンから色んなツールやマテリアルを見せられたが、その中でこのボビン・ホルダーは初めて見るものだったが良くできているので紹介しよう。ヤンは、本当に知らないの、フライタイヤーを含めてまじめにフライを巻く人は皆使っているよと言っていた。 名は「ライトボビン」、アメリカはモンタナでの製品。 一方にある十字型の回転板を回して、ボビンを挟む力を加減する。 分解図。構造はきわめてシンプル。 十字型の回転板を回してボビンを固定。 このボビン・ホルダーの特徴はボビンを挟む力が自由に変えられること。シリコン・ワッシャーの介在によってボビンの回転がきわめてスムーズになったこと。 これまで細い糸を使ったとき、ボビン・ホルダーを引いて糸を出したときに切れることがあったが、このホルダーならそんなことは起こらない。値段はヤンの店では17.5ユーロ(約2500円)とそれほど高いわけじゃない。日本では通販で手に入るが3950円もする。こんないい物がなぜ日本で出回っていないのか、不思議な感じがするくらい良くできていると思う。 |