朝、クリニックに仕事に行く時、車の中でときどきNHKのラジオビタミンという番組を聞く。NHKという準国営企業に対しては、僕もいろいろ批判的な思いもあるが、この歳になってコマーシャルが入らず、うるさくないNHKを聞くことが多くなったことは事実だ。 そのラジオビタミンで、ある時、八ヶ岳に住む柳生さんが園芸の話をしていた。おやと思ったのは柳生さんが「コスモスの花には星があるんですよ、たくさんね。今度見てみてください」と言っていたことだ。 そして数日後、僕がコスモスの花に近寄ってみると、ある、ある、確かに5方星の星が見えた。そこで写真を撮り、このブログに載せるに当たってすこし調べて見た。 コスモスはキク科であり、花は舌状花(まわりの花びらに見える部分)と筒状花(中心の小さな構造物)の集合からできている。この筒状花を上から見るとすでに5角形をしているのだが、花が開くと花弁が綺麗な5角形になって星に見えるというわけだった。 普通のコスモスの花。この拡大では星はわかりにくい。 花の中心には筒状花が60個ほど密集している。 筒状花が開いて星が出始めている。わかるかな? 星の拡大。これなら星に見えるだろう。 番組では、cosmosはギリシャ語で宇宙、秩序といった意味であり、この花は花びらが秩序正しく並んでいるのでコスモスと名付けられたらしいが、もしかしたら星がいっぱいあるのでコスモスと名付けられたのかもしれない、とも言っていた。そうかもしれない、ね。 花に星空を見る・・・か、ちょっと少女趣味的だ。俺もヒマだな・・・(默)。 |