今シーズンでは初めて、１週間釣りに行かなかった。その１週間ぶりの１４日の定休日、どこに釣りに行こうかと思案した。国土交通省のテレメーターでは狩野川は再び増水らしく、困ったあげく道志川上流部に行ってみることにした。道ばたには小振りのサクラが咲いていた（後で調べたらエドヒガンであったようだ）。また、八重のコブシも咲いていた。
　道志川も増水であり、支流にも入ってみたが、釣れなかった。時刻はほぼ午後４時になる。困った。魚がどうしても釣りたいと感じた。あの、”生命の躍動”をどうしても感じたいと思った。そして思いついたのが忍野だった。道志川上流部から忍野までは近く、小１時間もあれば行けるので、イブニングライズを釣るには時間は十分ある。
　忍野に行ったとき最近買った高度計を見たら、ちょうど１０００メートルをさしていた。そうか、こんなに標高が高かったのかとあらためて驚いたものだ。ここではサクラもまったく咲いていない。リバーズエッジに寄ってコーヒーを飲み、釣り券を買って、ゆっくりと川に向かう。ウィークデイでもあり、釣り人は少ない。寒さ対策で車の後部座席に積んであったダウンを着込んだ。この日、夕暮れ時に虫は飛ばず、かなり暗くなってライズが始まりドライマドラーで５匹のニジマスが釣れた。全部２５センチくらいだった。大きなアタリがあったんだが、フッキングせず。
　ウン、困ったときの忍野だな、と思った。もうちょっと大きな魚が入っていたら嬉しいのだが・・・。

増水の道志川
エドヒガン？
ヒメコブシ