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2010年07月12日(月) 
 この日は昼から天気が崩れる予想であり、午前中に2時間ほど釣りをして早めに引き上げる事にしていた。
 朝食もW辺さんと一緒の席になった。もっぱら虫の話、そしてイミテーションの話になった。
「フライにおける虫のイミテーションはですね、絵画の印象派と一緒なんですよ。生きている要素、その虫の特徴を誇張してフライを作るとよく釣れるんですよ」
と話すとW辺さんは興味深げに聞いていた。ジョン・アサートンという絵描きで釣り人が居ましてね、とついついウンチクが出てしまった(興味のある方は拙著フライフィッシング用語辞典のアサートン、インプレッショニスティック・フライを参照あれ)。朝食後、二人で昆虫館を見に行った。そこには世界中の珍しい昆虫が展示してあった。ウム、これは別の世界である、と感じたものだ。宿では子どもの昆虫採集に来ている家族をよく見かけた。
 午前中はF屋さんに聞き、支流に入ってみることにした。熊がよく出るということなので車に積んであった熊鈴を探し出して腰に付けた。なかなか雰囲気がある川で、源流域の匂いがあふれていた。ここでは25センチを筆頭に7匹が釣れ、昼ごろには小雨が降り出したので釣りをやめて川を下った。宿の支払いを済ませ、帰ろうとするとお土産に山椒漬けと桃を一箱いただいた。どうやら本のお礼らしい。ありがたく頂き、F屋さんと写真をとって、宿を出た。
 昼飯は旨い蕎麦屋に心当たりがあったので、そこに行った。砥草庵といい、まじめに蕎麦を作っている感じが好きだった。そこのオヤジ、と言っても僕よりかなり若いが、に天目山温泉の場所を聞き、行ってみることにした。天目山温泉は全国的にも有名な強アルカリ温泉だそうだ。行ってみると、露天風呂もあった。おそるおそるお湯に入ってみたが、肌に刺激性はない。しばらくして腹をさするとヌルヌルしていた。なるほどなと思い、湯の出口のところのお湯を口に含んでみたが、無味無臭であった。とても暖まる温泉で、出た後も体はポカポカしていた。そこで牛乳を一杯。風呂上がりに牛乳を飲むのは年寄り臭いが、コレが旨いのだからしようがない。ブラブラとおみやげ物を見ていたら「お札せんべい」というのがあった。コレがレトロでネ、店の人に聞いたら昔からあるせんべいだそうで、さっそく買ったものだ。
 勝沼インターに向かいながら思った。のんびりしたし、しかも、人に会い、新たな沢でも釣ったし、イワナも釣れたし、いい釣りだった。熊にも出会わなかったし。9月にはアマゴ・イワナの大物が出るそうなので、また行きたいと思っている。今度は早めに設定して、みんなと行ってもいいな。すずらんに泊まれば夕食は山菜コースとバーベキュー・コースが選べるしね。まあ、大勢で行くときはバーバキューだろうね。

閲覧数961 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2010/07/12 18:00
公開範囲外部公開
コメント(2)
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  • 2010/07/13 08:30
    さん
    お名前:2号

    是非、みんなで行きましょう。
    引率をお願いします。
    次項有
  • 2010/07/13 08:57
    鉛筆狂四郎さん
    2号クン

    うん、みんなで行っても楽しめると思うよ。
    9月が良さそうだね。
    次項有
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