イカン、今日もヘラ釣りに行った。釣り場は「難しい」六倉ヘラ釣り場。 しかも朝9時から夕方4時半まで釣った。 ちゃんと釣れたヘラは20枚!尺が1枚、9寸が1枚、その他。 スレが3枚。 オイカワ5匹。 始めは底釣りをしていたが、食いが悪く、底から20センチ上げたら釣れ始めた。5-6枚ほど上げたところでカラツンが増えてきて釣れなくなった。ヘラは確実に寄っているんだが、おちょぼ口で餌をつついているらしい。 ここで考えた。フックを小さくすれば違和感なく吸い込んでくれるんじゃないか、と。そこで用意していた2号の鉤、ハリスは0.4を使った。すると再び釣れ始めたのだった。 10枚ほど上げたところで、弁当を食べた。秋の陽射しが暑いほどだった。弁当を食べ終わった頃、女性2人の弁当売りが来た。ここは釣り人も多いので、けっこう弁当が売れるらしい。 午後は深宙を続けたが、ポツリポツリとしか釣れず。水面直下にヘラが集まりだしたので、1メーターの宙釣りをするが1-2枚釣れた後は、あとが釣れず。タナを2メーターにしたら食いだし、夕方はやや疲れてきたが、あと1枚、あと1枚とがんばって20枚の大台に乗せた。 ボクとしてはこれまで最高の釣果であり、快挙である! 車まで戻ると、隣りの車の持ち主と会話が生まれた。ボクよりいくつか年上のようで、毎日のようにここに通っているという。しかも、30年以上も! いろいろ教わった。 「秋はタナを釣れと言われているんですよ。宙釣りが枚数が出ますよ。大事なのは餌打ちですよ。どんどん餌を打ってヘラを寄せなきゃいけません」 ボクは思いきって聞いてみた。 「鉤は何号をお使いですか?」 すると、ちょっと言いよどんで、 「ここのヘラはスレてますからねえ。私は2号を使ってます」 「やっぱりそうですか!私も途中から2号にして、釣ることができたんですよ。私はまだ初心者でして、今日は朝からやって20枚上げて、喜んでいるんです」 「ホホウ、20枚ですか。それは・・・いいほうですよ。みんなあまり釣れてないですよね」 「オタクはどうでしたか?」 「私は昼からやって30枚ほどです」 「おお、それはスゴイ!昼からで30枚ですか」 とボクはびっくりしてしまった。 ま、他にもいろいろ話したんだが、どうやら名人クラスの釣り人に出逢ってしまったようだ。 イカン、イカン、どんどんヘラにのめり込んでいきそうである。 尺ベラ 弁当売りが来た 孫にヘラ釣りを教える爺ちゃん |