そろそろ恒例になってきているが、渓流解禁を祝って、泊まりがけの宴会が行われた。場所は持越の「いずみ園」。食べ物は例によって焼き肉である。
もともとN居田君と大ちゃんが幹事でユーレカEurekaという釣りクラブのメンバーを中心に集まっていて、ボクはEurekaの準会員みたいなものなので呼ばれるわけだ。いつも何かおみやげを持っていくが、今回は日本酒「十四代」と5番のグラファイトロッドの名竿を数本持っていった。土曜日、何かと用事があり、「いずみ園」に着いたのは6時頃になっていた。
宴会は例によって例のごとくであり、みな上機嫌で、酔っぱらって、バカ話や釣りの話が延々と続いた。今回の話題は「痔」と「ウォシュレット」の話で盛り上がったなあ。シモネタになると盛り上がる。今回はいつものメンバーに加えて、大ちゃんの友人、C&F社の若い社員二人も飲み会に参加した。どうやら皆は朝の3時頃まで飲んでいたらしい。
日曜日、みなで5番ロッドを振り比べ、それぞれに釣り場に散っていった。袋井のK松さんも来ていた。だがね、この日は1日中強い南風が吹いた。春2番だったのかなあ。コカゲロウは出たが、散発で、ライズはほとんどなく、S山君を除いて誰にも釣れなかった。ボクも例の場所で数時間ライズを待ったが、ライズはまったくなかった。
夕方、森村さんと待ち合わせ、一緒にバンブーロッドの試し振りをした。彼は言わずと知れた”生まれながらの釣り人”で、水生昆虫にも詳しく、フライフィッシング用語辞典を出したときにもずいぶんと手伝ってもらった。彼と会うのも久しぶりだった。彼でさえもこの日ボウズだったそうだ。ボクは彼にリートルフェラーを見せ、彼はT&Tのパラダイム4番7フィートを見せてくれた。T&Tの竿はゴージャスだが、アクションはイマイチだと思っていたんだが、彼のパラダイムを振って考えを変えることにした。すばらしいアクションの竿であった。やっぱり、7フィートというのはバンブーロッドでゴールドスタンダードになる長さなんだということを改めて感じたものだった。
釣りを早めに切り上げ、伊豆スカイラインで帰る途中、落日直前の薄暗がりの中に富士山がスッキリと見えていた。今回、結局釣れなかったんだが、なぜか不満もあまり感じず、むしろ満足感のようなものを感じていた。
Eurekaの皆さん、お世話になりました、そして、ありがとう!