この12-13日、久しぶりに掛川に行った。13日にカワノ・クラブ主催のヘラキン大会(ヘラブナ釣りキング決定戦)に出席するためだ。大会の参加者はボクとK松氏とO川さんの3人。
12日の晩は、沖縄料理「せっせ」で前夜祭となり、翌日の大会の成功を祈って、酒を飲み、山海の珍味を味わった。酒はビール、掛川の栗焼酎、開運、そして持参の天狗の舞純米大吟醸古古酒を飲んだ。料理はいずれもすばらしかったが、なかでも美味だったのはサバの潮汁だった。ボクもかなり飲んでねえ、何枚も記念写真をとった。
さて、翌日は大会会場の「太郎池」に行き、晴れて秋の爽やかな空気の中、大会は11時に開始された。暗くなったら終了である。また、会場のオーナーである川上氏も応援に駆けつけてくれた。ここのヘラは大きくてね、みな尺前後だった。最終成績はO川さん12枚、K松氏9枚、ボクが8枚であり、ことに終盤の2位争いは手に汗握る大接戦であった。優勝はO川さんで、彼はヘラ歴も長く、太郎池を知り尽くしているので、当然の結果だったと言えるだろう(ちょっと言い訳がましいが・・・)。O川さんもK松氏も遠来のボクに華を持たせる気はさらさらなく、必死に釣りをする姿には清々しいスポーツマンシップが感じられ、立派であった。
大会には女性応援団が駆けつけるという情報がはいったが、結局道に迷って太郎池に到着できず、引き返したとのこと。たいへん残念であった。大会後、スポンサーになっていただいている「ある組の組長」から、表彰式をかねて粗餐をさしあげたいとの申し入れがあり、ひごろ粗食にあまんじている会員としてはありがたくお受けして、料亭へと向かった。またもや山海の珍味が出たが、クライマックスは表彰式であり、金色に輝くヘラブナをトップにいただく優勝トロフィーが大会会長から初代チャンピオンのO川さんに授与された。他の会員は口には出さなかったが、あの金ベラが欲しいな、来年こそは自分が優勝だと、心に誓った人が多かっただろう。
ヘラキン大会は最後に大きな盛り上がりを見せ、とても意義深い、楽しい会になった。ここに大会の陰の主催者である「ある組の組長」にこころからの感謝を捧げたい。また来年も裏から手を回して大会開催に支障なきよう手を尽くしてもらいたいものだ。