相模湖が釣れているので、またもや今月5日に行った。ハタキはほぼおさまり、浅場より深場で釣ったほうが良さそうなので、大曲(おおまがり、http://tenguiwa.jp/herabuna.html )というポイントへ入った。 大曲は、相模湖上流部というか相模川というか、流れが大きくS字に曲がっているところだ。澪筋(みおすじ、流れの中心部)の内側には大きな流れのゆるい巻き返し部ができる。この大曲の巻き返しは150メートル×400メートルはあるだろう。ここは澪筋よりも浅く、底に藻が生え、ヘラブナのたまり場になっている。相模湖でも有数の釣り場であり、ボクが釣るのは2度目だ。 水面には朝霧が立ち、まわりの緑が綺麗だった。写真に写っているように、すでに一人の釣り人が入っており、ボクはその横に入ることにした。 エサ打ち開始は7時半。9時頃からニゴイやハヤやニジマスが釣れ始め、ヘラブナが釣れたのは9時半ごろだった。計測し、次の投入ですぐに2匹目が釣れた。そしてその後、プッツリと魚信が絶えた。1時間ほどはなんにも釣れなかった。そしてまた魚が釣れ始め、ヘラブナがまた2匹釣れた。この繰り返しだった。どうやらさまざまな魚種が一塊になって回遊をしているようだった。ヘラ師はこの回遊を地合(じあい)と呼ぶ。”あとは地合待ちだよ”とか言ったりする。回遊の間隔は午前中は短めだったが、昼過ぎからはだんだん間隔が長くなり、退屈したボクは携帯ラジオを聴きながら釣りをした。 この日の釣果はヘラブナは35.0~42.1センチメートル、計7枚。ほかに半ベラ1匹、ニゴイ6-7匹、ハヤ1匹、ニジマス4匹、ドンコ1匹。ヘラブナはぎりぎりながら型物が出た。ボクにとっては3枚目の型物だ。やや体高が低めだったが、ヒレも綺麗なので、魚拓用にキープした。キープは洗濯袋に穴をたくさん開けた物に入れて、舟の横から水中に入れておく。これがもっとも魚体を傷つけない方法であり、フラシよりずっと魚にやさしいそうだ。 魚拓は天狗岩船宿のおばあちゃんが作ってくれる。作業をしばらく見ていたが、気が散るようだし、「ていねいにやったほうがいいからね。まだまだ時間がかかりますよ。作っておきますから」と言われて、帰ることにした。ふむ、初めての魚拓だし、お祝いにいいものを食べようと帰り道にある「福龍」という食堂で、一番高い定食のスブタ定食を食べた。1400円也。なかなかおいしかったが、量が多く、食べきれないで少し残してしまった。 できあがった魚拓はいずれお見せすることにしよう。