昨日の定休日、ふたたび一碧湖にヘラブナ釣りに行った。今度は100匹釣ってやろうと意気込んでいた。この日、風もなく、おだやかな釣り日和だったんだが、肌寒く、魚の活性(食い気)が低かった。アタリはあるものの鉤にのらず、エサの堅さや大きさを変えたり、タナをいじったり、ハリスを長くしたり、鉤を小さくしたりと、思いつくあらゆることをやったが、結局調子に乗れず、ポツポツと釣れるのみ。体感温度というのは大事だと思っている。人が寒いと感じれば動物も寒いと感じるはずだから。この日の釣果は31枚、カタは27-39センチメートル。なかなか、ピタリとハマった、会心の釣りはできないものだ。 寒かったし、船宿の前のそば屋でたぬきそばを食った。そば自体は悪くなかったが出汁が酸っぱかった。 帰りは海岸沿いに伊東、宇佐見、網代、熱海を通る。トンネルに入ると笹子トンネルの天井落下事故を思い、不安がよぎる。一般のトンネルは平たい吊り天井ではないのでやや安心ではあるが・・・。だいたい、吊り天井という工法が気に入らない。東北大震災のときも、いろんな建物の吊り天井が落ちた。この際、徹底的に見直してほしいものだ。 この日はなにか物足りない感じがあったので、以前から気になっていた崖の上のレストランに行ってみた。真鶴から旧道にはいり、根府川駅の前を通り、クネクネ道を進むと、あったあった、そしてまだ営業時間中だった。店の名はパラダイスカフェ、サドルバックという。メキシコ風といおうか、変わった作りでね。中はとてもおしゃれだった。そこは崖の上に建っているので、相模湾が一望できる。テラスに出てみると、眼下の海岸道路の渋滞がヘビのように見えた。ここは隠れ家的なおしゃれなカフェでね、人目をはばかるカップルが居ないか見回してみたが、この日の客はボク一人だけのようだった。エスプレッソとマロンケーキを注文する。エスプレッソは旨かった。ひとつケチをつけると、従業員に笑顔がないこと。これはオーナーの人柄次第だからね、どうしようもないか。 この旧道には「からみ餅」という餅屋があって、うまい餅を作っている。そこにも行ってみたが、定休日で、閉まっていた。 夜はクリニックに行って、雑誌の原稿を書いた。 この日は、そこそこの、初冬の1日であった。