12月9日、日曜日、天気はいいが風が強く、釣りには行かなかった。クリニックに行って、いろいろ雑事を片づけたが、やはり何かやりたくなり、映画を見たいなと思った。そういえばビッグコミックの表紙に阿部寛が出ていたし、「カラスの親指」のことも書いてあった。そこでネットで調べたらとても評判がよく、海老名の東宝シネマズで上映中だったので、切符を買った。すごいねえ、今はネットで切符が買え、座席まで指定できるんだから。 映画の評価は10点満点で7.5点という感じだ。中の上というところかな。人物はよく描けているし、笑いもある。ただし、騙しのおもしろさはスティングに遠く及ばない。どんでんがえしは少し無理があるように思う。160分という上映時間は長いし、冗長な部分もあるので、それをそぎ落とせば、もう1点は評価が上がるだろう。「ソフィーの選択」を見たばっかりなので、つい比較してしまい、点数が辛すぎるかもしれない。演技は村上ショージと小柳友がいい味を出していた。”カラスの親指”とは、”親父はプロの詐欺師だった”というような意味。 ま、たまには映画館に足を運ぶのもいいものだ。たばこを吸いにゲームセンターに行ったら、その喧噪とあふれかえる人に驚いた。若者はこんなところで遊んでいるんだなあと思った。